2011年5月10日火曜日

カカオトークを知っているだろうか?2

このアプリのキモは「信用できる匿名性」だと考えられる。
もしもネットの向こう側の誰かと話したい時に、メールアドレスや携帯電話番号を教えるかい?
おそらく私は教えないだろう。どこでその相手と知り合うかにもよるのだろうが
アドレスや電話番号を何に使われるかわかったもんじゃないから教えない。
だから匿名でやり取りできるツールは便利だと考える。

でもちょっとまてよ、それだったらスカイプの方がいいんじゃない?
あっちは匿名でチャット、メッセージ、データ送信、会話だってできるんだから。
そのとおり、だけどあっちは基本的に匿名のツールなんだよ。
実名で登録をしなくてもいいし、IDだっていくらでも作れる。
相手ごとに違うIDを使ってやりとりしてる人だっている。

その点、このカカオトークは携帯番号での認証をすることで匿名性に信用を持たせた。
基本的に1つの携帯電話番号には1つのIDしか割り当てられない。
その番号が本人のものかどうかは、カカオトークの運営企業が行う。
この匿名性と信用のバランスを考えアプリ化した開発者には頭が下がる。ある意味天才だろう。

その結果、韓国のスマートフォンユーザーの99%がこのアプリを使っているというぐらい爆発的にユーザーは増えた。

私もこのアプリを使ってみたのだが非常に使いやすく、動作もわりかし安定している。
このアプリを使うよう薦めた人の感想もおおむね良いものとなっている。

ちなみに韓国では、友達ID宛にプレゼントを贈る機能があるそうだ。
日本でもその機能が実装される日もそう遠くはないのだろうね。

つづく